概要とあゆみ
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龍昌寺について
萬久山龍昌寺は、北アルプスを望む長野県松本市にある曹洞宗のお寺で、虚空蔵菩薩を本尊としています。
言い伝えによると、1610年(慶長15年)松本城主の小笠原氏によって城下の宮村町に萬久山長松院として建立されました。
明治の初めに、松本藩内で吹き荒れた廃仏毀釈により一時廃寺となってしまいましたが明治20年に「萬久山龍昌寺」として復興しました。
その後、明治43年の大火で伽藍の殆どを焼失し、また昭和初期の都市計画によって、昭和6年、現在地の鎌田に境内地を移転しました。
昭和38年に霊園を宮村町から郊外の野溝に移し、昭和43年に50余年ぶり新本堂を新築しました。さらに昭和59年に客殿を建設し、平成15年~20年にかけては本堂・広間の耐震化と山門の新築等を行い、現在に至っています。
寺院概要
龍昌寺は、鎌倉時代に中国・宋の国から曹洞宗の教えをお伝えになられた高祖・道元様と、その教えを全国に広められた四代目の太祖・瑩山様を両祖と仰ぐ曹洞宗の寺院で、大本山は、道元様の開かれた福井の永平寺と、瑩山様が開かれた横浜の總持寺です。
龍昌寺の供養は、両祖様の教えに基づき、護持会会員家(お檀家)のご葬儀の折には、亡き方に戒めをお授けし仏弟子として彼岸浄土へお送りいたします。また、年回供養では、亡き方の菩提をともらうと共に、参列の方々には、心の安心と命の尊さを感じていただけるように努めております。
なお、龍昌寺では、護持会会員の方々には、本堂を使用しての寺院葬・寺院法事もお勧めしています。曹洞宗の教えに沿った荘厳で厳粛な本堂での供養は、利用される方々から、好評を頂いております。
- 名称
- 曹洞宗 萬久山龍昌寺
- 住職
- 越場 豊明
- 住所
- 〒390-0837 長野県松本市鎌田1-9-2 Googleマップで見る ›
- 電話番号
- 0263-25-4730
- 駐車場
- 30台
交通のご案内
- 電車で
- JR松本駅より徒歩15分
松本電鉄「渚」駅より徒歩10分
- お車で
- 国道19号線『鎌田』交差点の南200m、『トヨタカローラ南信』南を東へ
- バスで
- 鎌田バス停より徒歩2分
由来
- 1610年
- 柏鷹正庭和尚によって宮村町に萬久山長松院(通称、田の中の長松院)として創設。
- 1809年
- 十二世雲現泰龍和尚により、庫裏・客殿・山門が造営される。(~1816年)
- 1872年
- 明治政府の「神仏分離令」を受けた「廃仏毀釈」により廃寺とされる。
- 1887年
- 下伊那郡且開村(現在の阿南町)瑞光院末寺の龍昌寺の寺籍を移転し、玉翁達淳和尚を再興開山に迎えて、萬久山龍昌寺として再興。
- 1910年
- 源池の大火で山門を除いて消失。
- 1931年
- 宮村町から鎌田に移転(再興6世貫山道仙和尚代)。
- 1963年
- 芳川野溝に墓地を移転(再興7世徹心興基和尚代)。
- 1968年
- 本堂再建(再興7世徹心興基和尚代)。
- 1984年
- 客殿等の伽藍増築
- 1986年
- 合同永代供養墓「信縁塔」建立・墓地の整備
- 1991年
- 惣門・築地塀の建設
- 2002年
- 開創400年記念事業開始(~2010年)
- 2010年
- 開創400年祝賀法要
- 2014年
- 本堂屋根の銅板改修。本堂前参拝者用駐車場等の整備(〜2016年)
鳴き龍の山門
開創400年記念事業の一環として2008年に新築された山門は、その屋根を独特の組み木造りにて建てられている為、山門の下で手を叩くと大きく反響します。
この為、龍昌寺の名を掛け合わせて「鳴き龍の山門」と呼ばれるようになりました。